この記事では、こたつ布団を洗濯機に入れたものの、入りきらなかった場合の対処法をご紹介します。
自宅でこたつ布団を洗おうとしたら、予想以上に膨れ上がって洗濯機の蓋が閉まらない…
そんな経験はありませんか?
無理に洗濯を進めてしまうと、洗濯機を壊してしまう可能性もあります。
洗濯機の故障だけでなく、布団の繊維が内部の部品に絡みつくことも考えられます。
こうした場合、まずは布団を取り出して畳み直し、もう一度試してみましょう。
それでも洗濯機がパンパンになるようであれば、以下の方法を検討してください。
- バスタブで手洗いをする
- コインランドリーの大型洗濯機を使う
- クリーニング店に任せる
さらに、この記事では「バスタブでこたつ布団を洗う方法」を詳しく解説しています。
こたつ布団のお手入れでお困りの方は、ぜひこちらの方法を試してみてください。
こたつ布団は洗濯機で洗わない方がいい?
先にも触れた通り、こたつ布団を無理に洗濯機で洗うと、思わぬトラブルに見舞われることがあります。
トラブルの例を挙げると:
- こたつ布団の汚れが完全に落ちない
- 布団が洗濯機内で絡みつき、取り扱いが困難に
- ゴミや布団の繊維が洗濯機に付着
- 水がしっかり抜けず、湿ったままになる
これらの問題点について、詳しく説明していきます。
こたつ布団の汚れが落ちない
洗濯物は、洗濯機内で適度に動かせるスペースが必要です。
スペースが足りないと水の流れが悪くなり、汚れがうまく洗い流せません。
洗濯機が満杯の状態で動かすと、実質的には水に浸すだけで洗濯効果が得られません。
さらに、汚れが残ると乾燥時に不快な臭いが残ることになります。
洗濯機にからまって大変なことになる
私自身の経験から言うと、大きな毛布を洗濯機で洗った際、脱水中に異常な音が発生しました。
洗濯機を急いで停止し、蓋を開けてみると、毛布の一部が洗濯機の上部に引っかかり、機械の一部に絡みついていました。
その部分の毛布はひどく損傷し、洗濯機内も毛布の繊維で散乱していました。
このような経験を踏まえて、こたつ布団は洗濯機で無理に洗うのではなく、他の方法を検討した方が良いでしょう。
こたつ布団にゴミや繊維が付着する問題
洗濯機の内部が汚れている場合や、こたつ布団自体の汚れが酷い場合、洗濯することで布団の表面に汚れが再び付着し、洗濯前よりも汚くなることがあります。
洗濯してさらに汚れが増えてしまうのは、非常に無駄な労力です。
脱水・排水不良による水分の残留問題
場合によっては、すすぎと脱水のプロセスが不十分で、こたつ布団に水分が残ることがあります。
布団を取り出した際に床に水が滴り落ちてしまう可能性があり、予期せぬ場所を水浸しにしてしまう恐れがあります。
重さで何とか気付けることもありますが、水分が残るとその後の掃除が非常に大変になります。
これらの点から、洗濯機でこたつ布団を無理に洗う利点はほぼ無く、かえってトラブルを招くリスクが高いため避けるべきです。
こたつ布団を洗濯機で洗えない場合の対応法:バスタブでの手洗い方法
こたつ布団を洗濯機で洗うことができない場合、家庭のバスタブを使用して手洗いする方法をご紹介します。
最初に、こたつ布団に付いている洗濯タグを確認して、手洗いが可能かどうかを確かめましょう。
ここからは、バスタブでこたつ布団を手洗いする具体的な手順を説明します。
【バスタブでこたつ布団を手洗いする手順】
手順1:洗濯表示を確認する
こたつ布団に記載されている洗濯表示マークをチェックし、手洗いが可能な場合のみ次へ進みます。
手洗いが不可の場合は、専門のクリーニング店へ依頼することをおすすめします。
手順2:洗剤を選ぶ
おしゃれ着用の洗剤を使用しましょう。
これは布団に優しい洗剤で、ダメージを最小限に抑えます。
手順3:布団を折りたたむ
扱いやすくするために、こたつ布団を全体的に折り畳みます。
これにより、バスタブに入れやすくなります。
手順4:水と洗剤を準備する
バスタブにぬるま湯(約30℃)を張り、洗剤をしっかり溶かします。
繊維が収縮するのを防ぐためにも、水温は適温に保つことが重要です。
手順5:押し洗いをする
布団をバスタブに入れ、均等に圧力をかけながら優しく押し洗いを行います。
この作業を5~10分間続けて、汚れを効果的に浮かせます。
手順6:すすぎを行う
洗濯が終わったら、清潔な水でしっかりとすすぎ、洗剤残りがないようにします。
手順7:脱水をする
すすぎ終わりに、布団を浴槽の縁にかけて、手で押し出して水分を除去します。
重いので慎重に行います。
手順8:乾燥をする
乾燥は、物干し竿を利用してM字形に干すと風通しが良くなり、効率的に乾かすことができます。
乾燥機が使用できる場合でも、低温で短時間に設定し、自然乾燥を基本とします。
こたつ布団を外で洗濯する場合の料金案内:コインランドリーとクリーニングサービス
こたつ布団をコインランドリーで洗う際や、クリーニングを利用する場合の料金相場を以下の表で詳しくご紹介します。
掲載している料金は、あくまで目安としてください。
各コインランドリーやクリーニング店によって料金が異なる場合があるので、実際にサービスを利用する前には、該当する店舗にて料金を確認することをおすすめします。
コインランドリーでの料金相場
布団のサイズ | 洗濯料金 | 乾燥料金 | 洗濯と乾燥の合計料金 |
---|---|---|---|
こたつ布団 Mサイズ(1枚) | 600~800円 | 600~800円 | 1,000~1,400円 |
こたつ布団 Lサイズ(1枚) | 800~1,000円 | 600~800円 | 1,000~1,400円 |
こたつ布団 2枚セット | 1,000~1,200円 | 1,000~1,200円 | 1,400~1,800円 |
こたつ布団クリーニングの料金案内
こたつ布団をクリーニングする際の料金とサービス内容を詳しく説明します。
料金は、布団のサイズや使用されている素材によって異なることがあります。
下記の表に、クリーニングの種類ごとの料金範囲とサービス内容をまとめました。
クリーニングの種類 | 料金範囲 | サービス内容 |
---|---|---|
店頭持込み | 2,500円~4,000円 | 布団のサイズや素材に応じて料金が変わります。一般的には約3,000円です。 |
宅配クリーニング | 5,000円~6,000円 | 送料や手数料が含まれています。持ち運びの必要がありません。 |
オプション(防ダニ加工) | 850円 | 布団の品質を長期間保持するための加工です。 |
オプション(防虫加工) | 500円 | 布団を常に清潔に保つための加工です。 |
こたつ布団が洗濯機にぎっしりの時の対処法
こたつ布団を洗濯機で洗おうとすると、洗濯槽に布団がぴったりと収まってしまい、それが原因で洗濯トラブルが生じることがあります。
そのため、安全を考えると避けた方が良いでしょう。
もし布団を折りたたんでも洗濯槽がパンパンになってしまう場合は、布団を洗濯機から取り出し、バスタブでの手洗いをおすすめします。
洗濯が終わったら、布団がしっかり乾くまで風通しの良い場所で干しましょう。
また、洗濯機での洗濯が適切でないと判断した場合は、家で無理に洗濯せず、プロのクリーニングサービスを利用することが最善です。